コモドール64にLinuxをインストールしてみた結果、まだコモドール64なのか？
有名なブロガーのOnno Kortmanが、最小限のRISC-Vエミュレータであるsemuを使用し、MOS 6502プロセッサ向けのLLVMポートであるllvm-mosとクロスコンパイルして、コモドール64上でLinuxを実行することに成功しました。Kortmanは「スクリーンショットはVICEを数時間の’warp mode’で生成しました。そのため、現状では本物のC64でもLinuxを起動するのに約1週間かかるはずです。」と述べています。
私はLinuxが好きで、C64も大好きですが… Linuxは、独自のカーネルを持たないほど原始的なコンピュータ向けのものであり、C64には工場出荷時からカーネルとシェルが搭載されているのですが 😛
コモドール64は、1980年代にリリースされた伝説的なパーソナルコンピュータです。その当時、C64は革新的な技術を搭載しており、多くの人々にとって初めてのコンピュータ体験を提供しました。しかし、時代の流れとともに、C64は古くなり、現代のコンピュータとは比べ物にならないほど性能が低くなってしまいました。
しかし、Onno Kortmanは、C64の性能を引き出すために、追加のRAMを搭載し、Linuxをインストールするという驚くべき実験を行いました。その結果、C64上でLinuxを実行することができるようになりました。
この実験は、コンピュータの進化とテクノロジーの進歩を考える上で興味深いものです。C64は元々カーネルとシェルを搭載していたため、一部の人々にとってはLinuxをインストールする必要性が疑問視されるかもしれません。しかし、この実験は、古いコンピュータでも新しいソフトウェアを実行することができる可能性を示しています。
また、この実験は、コモドール64のファンにとっては非常に興味深いものです。C64は多くの人々にとって特別な存在であり、その懐かしさと魅力は今でも続いています。LinuxをC64で実行するというアイデアは、C64のファンにとっては夢のようなものかもしれません。
しかし、一方で、この実験には疑問もあります。C64は元々限られた性能しか持っていないため、Linuxを実行することは非常に困難であると考えられます。また、C64はその独自のカーネルとシェルが魅力の一部であり、それを置き換えることはC64の本質を変えることになるかもしれません。
この実験は、コンピュータの進化と古いテクノロジーの再利用について考えさせられるものです。古いコンピュータを新しいソフトウェアで活用することは可能であり、それによって新たな可能性が生まれるかもしれません。
最終的に、C64にLinuxをインストールすることは、C64の本質を変えるのか、それとも新たな可能性を切り拓くのか、はっきりとはわかりません。しかし、この実験は、私たちに古いテクノロジーの可能性を思い出させ、新しいアイデアを生み出すきっかけとなるかもしれません。
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